【ドリーミング・ヘッズ】
平凡な大学教授ポール・マシューズが世界中の何百万人もの夢に一斉に現れる。
一挙にバズって、突然有名人・人気者になる。
でも、最初はただ夢に出てくるだけだったが、次第に夢の中のポールが悪事を働くようになり、反感をおぼえたり、トラウマになる人たちが続出する。
有名になることは夢のようであり、悪夢にもなりえる。
そんなことをユーモアたっぷりに描くシナリオが面白い。
哀愁漂うおっさんを演じるニコラス・ケイジも面白い。
最後には、奥さんへの愛の表現である、デヴィッド・バーン風デカジャケットを着て現れる。
あのダサさと、哀しみのラブストリーとしての終幕。
トーキング・ヘッズ「City of Dreams」が流れるエンドクレジットへのつなぎがお見事です。
We live in the city of dreams.
We drive on this highway of fire.
Should we awake and find it gone.
Remember this, our favorite town.
僕たちは夢の都市に住んでいる。
炎のハイウェイをドライブしている。
目を開いて、夢から覚めるべきだろうか。
僕たちの大好きなこの街を覚えておこう。
PS
この映画を観た夜に、中国人女性から、小包を配達するバイトを依頼される夢を見ました。
中国人女性が出てくる夢を見た人はいらっしゃいませんよね?