【無題】
社会の不条理のなかで翻弄されながらも生きる若者たちを見つめた作品だ。
ただ、やりきれなさもそうだが、ここまで不条理な状況を積み重ねなくてはならなかったのかと、作品としては、
あまり好きにはなれなかった。
当たり前のことだが、彩人と壮平は対比だ。
なかなか他人を頼れない彩人、
多くの人に支えられ試合を迎えようとする壮平。
ここからどうしたら良いのか問いかけているようには思える。
だが、世界は、そんな不条理な世界に生きる僕たちもそれほど簡単には行かないのだという気持ちも強くなる。
絶望の淵に立つ人を考えるきっかけをくれるような作品だとは思うが、序盤にか書いた通り、あまり好きにはなれなかった。
ごめんなさいね。