【ユーモアのセンス】
冒頭の、初めてなのに幼いサシャが流暢にピアノを弾けたところで「血は争えないな」と父親が話したところと、ヴァンパイア病院でサシャが人間と同じPTSDだと診断されたところは、ハッキリ言って笑うところだと思いますよ!皆さん😜
この「ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(Humanist Vampire Seeking Consenting Suicidal Person = 人道的ヴァンパイアは自殺願望があることに同意する人間を探す)」は、スタイリッシュで、ユーモアがあって、切なくて、人間社会に対する様々な皮肉も散りばめられた大変面白い作品だと思う。
ただ、満点にしたらエンディングに合意したことになるのかと少し減点。
(以下ネタバレ)
人間だって進化の中で昔から今とおんなじ食生活していたわけじゃないから、ヴァンパイアも食事を見直せないのだろうかなんて考えた😁
言い伝えで死んじゃうなんて言ってるだけで本当は人間の食いもん食っても大丈夫じゃないのとか、これってある意味現代の飽食の人間に対する皮肉だよなとか、まあ特定の食べ物を食べられないとする宗教への皮肉でもあるよなと、いろいろ考えることがあって本当に面白い。
基本的ノーアクション。
それにサシャ役は、子役が抜群なかわいさだし、サラ・モンプチもなんかとても良い。
ずっと昔に観た「CUBE」もそうだけど、カナダ映画って時々ハッとさせられる映作品が登場する。