『大きな家』『小学校 それは小さな社会』と、期せずしてこの時期に集中した、子供の教育や成長がテーマの一連の作品の、多分最後の一本。
先の2本はドキュメンタリーだったが、本作は実話に基づく劇映画。
舞台はアメリカ国境に近いメキシコの落ちこぼれ小学校。そこに赴任した訳あり教師が子供たちを変えていく物語。
モチーフもテーマもタイトルも、最近までNHKで放送されていたドラマ『宙わたる教室』にそっくり。
どこまでが実話でどこからがフィクションか判らないが、後半泣かせに走るところが逆に興醒め。
望遠鏡が学びや知のメタファーになっていたり、途中まですごく良いシーンもあるのに本当に勿体無い。
そう感じるのは、よく出来たドキュメンタリー2本 (そしてドラマも) を先に観てしまったからかもね。