【無題】
日本でマルチ商法を巡る報道が少なくなったのは、ECが広がって商品の横比較が容易になったことや、違法グループが商品製作などコストがかからないことからオレオレを含む詐欺に向かうようになって手間も時間もかかるマルチ商法に魅力がなくなったのかななんて考えていた。
この作品は僕にとっては古めかしい感じがすると同時に、中国の国家資本主義が行き詰まっている様を、マルチ商法に置き換えて間接的に批判しているのかななんて思ったりもする。
ただ、中国の映画は共産党のお墨付きが必要だと思うので、中国共産党にとってマルチ商法は西側資本主義を象徴するものみたいな理解でお墨付きを出していたのかもしれないし…。
映画とは見方を変えれば、様々な解釈が出来るものだ。
ごめんなさい。
あまり好きな作品ではなかった。
ただ、映画「春江水暖」は良かったよね。