工藤蘭丸

お坊さまと鉄砲の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)
4.1
『ブータン 山の教室』のパオ・チョニン・ドルジ監督作品。

王制から立憲君主制の民主主義に移行することになって、初めて選挙が行われることになる2006年のブータンの村を舞台にした風刺コメディですね。

選挙ばかりではなく、テレビも初めて見られるようになったほどの、まだ文明に毒されていない素朴な村の風景や人々には、ほっこりさせられました。

お坊さまが鉄砲を使って何をする気だろうという謎で引っ張るストーリーも興味深かったし、個人的には前作以上に面白かったかな。

本作は2023年の作品だけど、今年は米大統領選の最中、トランプが狙撃されるような事件もあって、まさに本作の内容が嵌っていた感じでした。