都麦

オールド・フォックス 11歳の選択の都麦のレビュー・感想・評価

3.0
うん、わかりたい、わかりたいんだけど、初めてのキネ旬貸切でワクワクソワソワしながら観てしまったせいで特に何も刺さらなかった。というか、常に何かが起きているようなのに何も起こらなすぎてイマイチどこが見どころなのかわからぬままラストカットのようなカットになり、結局それがラストカットだった。

シンドイ資本主義の世界における善く生きることと損をすること、氷水を飲んで無駄な感情を鎮めることと得をすること。を、描きたかったのかもしれないけど、オールドフォックスが生温すぎる。マジの古狐はあのまま少年を利用したのち痛めつけるのでは。イマイチパンチに欠けてしまって、かといって現実を誇張せず描いているわけでもなさそうで、ピンとこない時間が続いた。

おっさんのコンプレックスシャワーを「僕は僕だ」で打ち砕く少年。しかし素直に君の父は強いんだよと言うこともできない。まあでもきっと強いと言いたいのだろう。いやほんと何を感じたら良いかよくわからなかった。

2024年の日本も物価上がりすごいよ。貧しい日本人のぼくは善く生きようと努力しながら損もせずに生きたい。できれば得をしたい。

やっぱ要素多すぎだったな
都麦

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