ざきさん

カオルの葬式のざきさんのレビュー・感想・評価

カオルの葬式(2023年製作の映画)
3.1
人間の生きる意味、生きた証を「葬式」を通して描き出す作品。
「人間の感情が弾け飛ぶ」のキャッチコピーの下、田舎の集落に集まった個性的な人々。むしろ、これこそが一種のカタストロフィを構成している要因ではないかと感じた。
「不謹慎エンターテイメント」や「ダークコメディ」と称されているが、個人的にはそんな印象は全く受けず、ただただ人間ドラマであり、ただただ社会派。
最後の花火のシーンと岡山県の葬儀の風習がなぜか一体となっていて、心の浄化を同時に演出していた。
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