【サンダンス映画祭2023 U.S.ドラマ部門出品】
『In the Radiant City』が評価されたレイチェル・ランバート監督作品。サンダンス映画祭に出品された。主演は『スターウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー。
小さな街の小さな企業で働くフランのカウリスマキ的肖像。彼女の日々の思いや小さな恋を詩的に描いた愛すべき小品。
デイジー・リドリーはあの大作の主演俳優とは思えない雰囲気でどこにでもいる平凡な女性を演じている。
演出や後味などかなりカウリスマキの影響を受けているのではないだろうか。平凡に生きる女性のポートレートという感じで愛おしく感じる作品になっている。
ランバート監督の丁寧で詩的な語り口が気持ちいい。ロケーションやセットもよく出来ていて非常に好感が持てる小品だ。