なにかわからんがヤバいことが起きているというだけの映画🐋
『サタンタンゴ』以来魅了されて、映画館でやると観に行くことにしているタル・ベーラ。あの独特過ぎるスタイルは映画館でないと見続けられない🤣。今作もまた、あのいつ終わるかわからない長回しの魅力健在だけでなく、、、全体的に不穏で、謎めいて象徴的で、暴力的、衝動的、ある意味SF作品?とも言える感じ、、、つまりは面白い!観て良かった👍👍👍👍
⚠️ネタバレ進行です
🎞️ストーブ (いつもの)飲み屋🍺 「閉店だ帰れ!」とぶっきらぼうなご主人 若者がやってくる おっさんたちに「太陽は~」「地球は~」と太陽系の説明をしている みんなして太陽系ごっこしてぐるぐる周り始める、、、早くもタル・ベーラ的酒場ダンスのはじまりか🤣、、、「おまえら閉店だっていってんだろ!帰れよ!」、、、「つまんね」笑~という素晴らしいはじまり笑
📖郵便配達員の若者ヤーノシュは、老音楽家エステルの世話をしている。ある日、別居中のエステル夫人がやって来て「街に秩序を取り戻す運動をするべし!」とのことでエステルへの言付を受ける。いやいやながら受けるエステル。今街には、、、クジラの見世物小屋と謎の扇動家プリンスの登場で、広場は人々が集まり一色触発のヤバイ雰囲気になっているのだ。。。というおはなし
ヤーノシュの顔いいです。最初結構人々を惑わす扇動家?と思ったら、逆に純粋無垢な少年で、大人達のわけのわからん混乱に巻き込まれている感じがよい。最後のヘリに追われる恐怖の目!!
なんとハンナ・シグラが出ている!どうやら重要人物であり、よくわからんけど国家権力に関わるヤバイ関係者っぽい。ドイツの女優だから吹替っぽいなと思ったら、タル・ベーラの作品は基本、アフレコらしい。ハンガリーが舞台の中での、ドイツ女優の存在という微妙さなのかな?とか思ったり
広場にやってくるクジラの見世物小屋のはじまるまでが長い笑。このクジラは何かの象徴か?目がきれいだが、作り物っぽい。
小屋の中でのプリンスなる謎人物の影が、、、宇宙人??笑なにがなんだか?だが、ヤバイのだけはわかる。侵略?宇宙戦争??
一色触発の雰囲気がついに壊れて、暴動が始まるのだが、病院での酷い暴れっぷりの残酷さと、狂騒ぶり、、、急に我に返る冷める感じとか
なんと本物の戦車とヘリコプターが出てくる。結構今作お金かかってるぞ😅💴
ヘリコプターに狙われるヤーノシュの恐怖のシーンが最高にコワい
結局クジラはなんなのか?プリンスとは何者か?やばいエステル夫人とヤバイ警察署長とくそガキ笑。。。なぜ暴動が起きたのか?等々よくわからないのですが、、、歴史上のハンガリー動乱を別の形でやってみたのかしら?、、、等々いろいろ考えます
謎めいた作品だけど、音楽は、、、とってもわかりやすい泣きのメロディ、、、いいすね!!