きたっちょ

六人の嘘つきな大学生のきたっちょのネタバレレビュー・内容・結末

六人の嘘つきな大学生(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

終盤にちょっとモヤモヤが残るけど、就活独特の緊張感というか非日常感を疑似体験できてなかなか面白かった!


就活…

否が応でも自分のアイデンティティと向き合わざるを得ない時。
他の人のピカピカのプロフィールと自分を比べて凹んだり焦ったりする心中穏やかじゃない日々…。
日本人の大半は(私の年代とかは今の子たち以上に)他人を押しのけて自己アピールなんて美意識に反するはず…

自分たちってデキる人間!6人一緒に受かろう!!って言いながら、何としても自分だけは受かりたい、とアドレナリン出まくってるかんじがもう観ているだけで疲弊する序盤(いい意味で)。

疑心暗鬼が炸裂して各々の浅ましさが露呈する中盤。
疑わしい人間がコロコロ変わっていくのでぐんぐん引き込まれました。


そして終盤の種明かし。。。



えー、どんだけ先輩のこと好きなん…?
それでそこまで怒る…?

そもそも数回の面接で1万人の裏の人間性まで判断するのは無理でしょう。

逆恨みとしか言いようがない…

オチはイマイチてでしたが…
波多野くんの人の良さと、咄嗟にとった行動は素敵✨
浜辺さんも清潔感があってとても素敵でした😊




余談

野球部の後輩、同じ時期には在籍してないよね…🤔?


追記(12/8)

オチにモヤモヤが残っていたので原作読んでみました。
…読んで良かった!!
伏線も沢山あり、終盤で綺麗に回収されていき、いろいろ腑に落ちたしシマさんの封筒の中身もちゃんと明らかにされてました(ここに繋がる内容が映画では端折られていたのは非常に残念😢)
映画って…決められた時間にどれだけ沢山盛り込むか、何を割愛するか、どう見せるか、本当に難しいんだなと感じました。

ぜひ!
原作を読まれることをおすすめします!!
きたっちょ

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