「ペンは剣よりも強し」という格言があるけれど、さしずめ本作の場合は、「映画はギャングや国家権力よりも強し」といったところですかね。
ツッコミどころ満載のコメディとはいえ、映画ファンにとっては胸のすくような内容の話には違いなかったかな。
1970年代を舞台にした作品のようだけど、私も当時はテレビの洋画劇場で放映されていたマカロニウエスタンが大好きだったのを思い出しました。まあ、私はどちらかというと、イーストウッドよりもジュリアーノ・ジェンマやフランコ・ネロなどの方が好きだったけどね。
インド映画ならではの歌や踊りも入る3時間の長尺だけど、ダンスもかなりの見応えで全く退屈することもなかったし、昔ながらの途中休憩が入るゆったりした構成も良かった。
インドはとうとう人口も中国を抜いて世界一になったようだけど、面白い映画を作るという点でも、今や世界一かも知れませんね。