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アビゲイルのワンコのレビュー・感想・評価

アビゲイル(2024年製作の映画)
3.7
【ヴァンパイアふたたび】

アメリカ映画にとってヴァンパイア🧛🧛‍♀️🧛‍♂️は、キラー・コンテンツと呼べるほどではないにしても、かなり重要なキャラクター・コンテンツだ。

2ヶ月ほど前に公開された「ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(Humanist Vampire Seeking Consenting Suicidal Person = 人道的ヴァンパイアは自殺願望があることに同意する人間を探す)」然り、「デッドプール&ウルヴァリン」にはブレードが出ていたし、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」はかなり好きな作品だし、「アンダーワールド」はかっこいいし、「トライライト」は切なさもある。

さて「アビゲイル」はというと、人間がヴァンパイアの少女を誘拐するという設定は良かったのだけれども、割と早いうちからその後のおおよその展開が読めちゃうことが玉に瑕(きず)だし、それに結構ってか、かなりばっちい。

何度かある爆発場面で僕はガハハ😂と笑っちゃったけど、僕の母親が観たら「あら、きったない」と、「き」に最上級のチカラを込めて言うに決まっている。
観た人だけが意味のわかる場面ね😛

ヴァンパイアにはもう少しきれいな印象を持っているので、なんだかなあ。

最近「チャイコフスキーの妻」を観たばかりで、白鳥の湖だあと思いながら観ていたけれども、手すりの上でバレエ🩰したり、それはね良かった気がする。

ヴァンパイアの世界も父権主義だったり、格差があったり、また、ヴァンパイアを生の頂点に君臨する生き物のように描き、実は、これをスコープに人間社会の搾取構造を皮肉っているのだと思うけれども、やっぱりばっちいのが気になる🫣

あとアビゲイルはキュート。
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