2018年に放送された、TVアニメ「ヴァイオレット・エヴァガーデン」全13話の総集編。
視聴は1年近く前ですが、Filmarksさんに本作の項目が新たにできていたので、改めて投稿。

「愛してる」をキーワードに人間兵器として育てられた少女が、自動手記人形（代筆業）をしながら人間の心を取り戻していく物語。

とにかく、キャラ、時代背景等、物語の設定は最高！、すごくよく練り込まれている。
そして、京都アニメーション制作だし、とんでもなく美しいアニメに仕上がっている。

正直、ストーリーは超ベタで、どこかで見たことがあるようなもの。
ただ、キャラ設定、時代設定等の素晴らしさとアニメの美しさで、だれることなくラストまで感動して観ていられる。

凄く良かったし、本当はTVアニメ版の13話を全部観た方が良いのだろうけど、私は本作だけで十分とも思いました。

”武器”として戦うことしか知らなかった少女兵が、手紙の代筆業を通して愛を知るまでを描いたアニメ作品。
テレビアニメ全13話を再構成した特別編集版。
京都アニメーション製作の作品。

少女ヴァイオレットは、上官である少佐の指示されるままに感情を持たずに”武器”として戦場の最前線で戦っていたが、両腕を失う重傷を負って入院する。少佐は”愛してる”という言葉を残して行方不明となるが、戦うことしか知らない彼女にはその意味が分からなかった。四年も続いた大戦が終了し、ヴァイオレットは、少佐の知人である中佐に引き取られ、両腕に金属の義手をはめて退院する。中佐は軍をやめ、アンシェル王国の首都アンシェネで郵便会社の社長をしていた。ヴァイオレットは一旦はエヴァーガーデン家に引き取られるが、中佐の経営する郵便会社で手紙を代筆する仕事に就き、様々な人と出会いながら”愛してる”という意味を探していく....

「知りたいのです　”愛してる”を知りたいのです」　
これまで操り人形のように感情を持たない兵士として上官の命令のままに戦って生きてきた少女。戦争が激化し、少佐は彼女に”愛してる”という言葉を残して戦場から消えてしまう。少女は”愛してる”の意味を知るために代筆業に就き、様々な人の思いを手紙にすることを通して愛を理解していく。
「良きドールとは人が話している言葉の中から本当に伝えたいことをすくいあげるもの」
戦争で両親を失い傷心の帰還兵の兄を思う妹、一人娘を失った演劇作家の父親、娘の将来を気遣う余命僅かな母親。それぞれの愛が詰まった珠玉のストーリーに涙が流れる。
愛する者と一緒に時間を過ごすというごくあたりまえの幸せに感謝せずにはいられない。
ヴァイオレットが身に着けているエメラルドのブローチ、手袋、日傘の由来が哀愁深い。
キャラクターデザインも素晴らしく、京都アニメーションならではのハイクオリティーな作画も綺麗。
手紙の素晴らしさを改めて認識させられると同時に、心の洗われる素敵な愛の詰まった物語です。
「届かなくていい手紙なんてないのですよ」
「愛する人は　ずっと見守ている」
「旦那様　自動式人形サービスのご利用ありがとうございました」

2024.10　BS松竹東急で鑑賞（よる8銀座シネマ）
2021.10　日テレで鑑賞

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• #アンシェル王国の首都アンシェネ
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• #ライデンの塔から眺める景色
• #ゲネトリスク公国
• #フリルの付いた日傘と水鳥
• #演劇”オリーブの物語”
• #少佐の認識票
• #少佐の墓
• #不治の病の母と幼女
• #50年間毎年誕生日に届く母から娘への手紙

京都アニメーション制作の📺アニメ作品（全13話）を凝縮して再構成された特別編集版です。


感情を持たない『武器』として育てられた少女・・ヴァイオレット・エヴァーガーデン。

戦後・・手紙を代筆する『自動手記人形』の職に就いた彼女は、大切な人に告げられた「愛してる」という言葉の意味を探していくのだが・・

人の想いに涙してしまう作品です。