いや〜、おもしろかった! おもしろかったし、感動した。
評価はドラマ版とコミの評価だけど、ドラマと劇場版を作る前提での、ドラマ版の切り取り方と、単独でも成立する映画版との整合性を両立させた脚本は素晴らしいな。
ドラマ版では、アクアの秘密は伏せたまま、新生「B小町」の活躍を中心に展開し、満を持しての劇場版で本来の吾郎先生視点で始めて、ドラマ版からの伏線を回収していく構成。上手いな〜。
ドラマ版は芸能界の裏側を描いた青春ドラマ、劇場版はアイが殺された真相を追うミステリーと、それぞれに役割を分割した上でそれぞれが作品として成り立っており、かつ両方見て『推しの子』になるようになっている。
アイ役を齋藤飛鳥が演る! 有馬かな役の原菜乃華がかわいくて、これ以上ないハマり役! ニノとタイマンを張る気迫を見せた櫻井海音! 全てのキャラクターが完璧なキャスティングだ。
MV出身のスミス監督だからこその「B小町」のライブ映像の臨場感&説得力。小気味よいカット割りやスピーディーな編集もMVっぽくてすごいクール。ビジュアルのチカラが半端ない。
アイ、アクア、ルビーの驚愕の運命に引き込まれ、「B小町」のステージに感動した。「ドラマ【推しの子】」&「【推しの子】-The Final Act-」、最高でした!