洋洋

ネネ -エトワールに憧れて-の洋洋のネタバレレビュー・内容・結末

ネネ -エトワールに憧れて-(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

黒人の少女ネネが、白人のバレエの権化であるパリ・オペラ座バレエ学校で理不尽な差別に遭いながらも、才能を開花させていく…とあるけれど、ネネ自身もなかなか一筋縄ではいかない性格という。
それでもあの生意気さや傲慢さでも、しんどくて、やっていけなくなるくらいの環境なんだよな…。
実際のところ、欧州での人種差別というか階級差別はありふれているし、しかも入学試験で受験生たちが「何区」に住んでいるかを述べてる辺りで、でしょうね、という。
白人のバレエを重んじる校長自身がアラブ系であるというのは、現代よりもまだ厳しかった頃の校長にとってはそうせざるを得ない選択であったのだろうと想像にかたくないけれど、終わりがけの和解は都合良すぎるような…。
懲罰会議での、ネネの父親と母親の毅然とした姿が良かったです。
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