どうすれば地球生命の絶滅を回避することができるのか?
16歳の男女2人と一緒に解決策を探ってみよう。
子どもたちの夏休みの鑑賞課題にしてもいいくらいのドキュメンタリー映画
総合学習で授業で観て、討論してもいいくらいの学習映画です。
もちろん大人が観ても学びが多いと思います。
私的には「世界を知る窓口」ドキュメンタリー映画
地球上の生命の「6度目の大量絶滅」が迫っている!
過去40年で野生動物の60%以上が絶滅?
大量絶滅と気候変動で、50年後、人類は生存していないかもしれない??
何ともショッキングだ。
恐竜の絶滅は、地球外からの隕石落下が原因と考えられている。
現在の地球において、その「隕石」にあたるのが人類なのである。
それくらいのインパクトを地球上の生物に与えている存在なのだという。
そのしっぺ返しは当然人類にもやってくる。
なぜなら人類も動物の一種だから。
他の動物の絶滅の行き着く先は、人類の絶滅なのである。
どうしたら動物たちの絶滅を回避できるのか?
簡単な解決策はない。
人類の豊かな生活は、全て経済活動と結びついているから。
しかし、考え、行動していかなければ回避することはできない。
識者たちは語り、示唆を与えてくれます。
・種の絶滅の原因は全て人間に結びつく
・人間は自然と離れて生きてはいけない
・生態系への考慮なしに21世紀の健康はない
・海洋生物の減少は主に商業漁業による乱獲のせい
・アリが消えたら全生物が滅びる(これは目から鱗!)
・環境問題の啓発は行動を通してなされるべきだ
・国民は生物多様性を守っていることを誇りに思っている(コスタリカ)
「地球がくそやばい!」
(『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』か!)
このことは多くの人が思っている。
それをどう行動に結びつけるかが大事なことも。
まず何が問題を知り、理解すること。
理解し、解決策を考えること。
考えたことは、行動に移すこと。
私は、コスタリカの取り組みが参考になりました。
生物の多様性を守るために、植林して緑豊かな国をつくっていること。
多種多様な生物が生きる緑豊かな環境をつくることこそ、人間も健康に生きることができ、気候変動も緩やかになる。
こうした取り組みを国をあげて推進しているのです。
日本のこれからの国づくりにも大いに参考になると考えます。
「観光立国」もいいけれど、「環境立国」なんて素敵じゃないですか。
この自然豊かな日本という国に住んでいるのですから。
私たち一人ひとりができることは、とても小さい。
しかし「微力であっても、無力ではない」。
小さな行動の積み重ねが、いずれ大きな行動に結びついていく。
このことを忘れないようにしたい。
余談
と思ったら、文部科学省選定作品でした。
社会教育(教材) 青年・成人向き(自然保護・地域開発)とのこと。
また、多くの映画賞のドキュメンタリー部門でノミネートされています。