原作未読での鑑賞。でも初回？だけなのか鑑賞する得点なのか冊子もらいましたので後程読みたいと思います。
前情報は予告のみでの鑑賞、且つ６０分弱の尺なのでちょっと不安だったのですが、見事にその不安は吹っ飛びます。人によってはこの短い時間に深堀出来ていないとか感じるかもしれませんが、私はこの尺で全然よかったと思います。原作を読んでいなかったのも手伝ったかも？という事は否めませんが。
漫画を描くことが好きな小学生女子藤野。また絵を描くことが好きで藤野と同級生女子京本。不登校の京本と藤野は、京本の卒業証書を担任から渡してほしいと言われ嫌々藤野が京本宅に出向き、出会うことで何かが動き出します。
藤野と京本の趣味がたまたま一緒だっただけなのですが、ただ漫画に対する思いや熱量がハンパなく、でもそれぞれ思いが強いがため後に運命の日が訪れます。
アニメ制作会社で起きた悲惨な事件を思い出すシーンから、あの時二人が出会わなければ別の世界、人生があったかもしれないと思う描写にこうであって欲しいと強く願ってしまいます。
あんなことしなければよかったという後悔の念から描かれる別の世界。現実と、それとは違うと思われる別の世界を作中にしっかり収めてくれていたところも評価に値します。
そしてなんといっても主役二人の声を担当した若い俳優さんたちが見事でした。藤野演じた河合優実さんは芸達者過ぎです。
