あれ、アッシュ?
最初の方でチンピラどもに酷い目に遭わされるアンディ君が白い血を流しているのを見て、ああ今度のアンドロイドは味方なのかと油断していたら、なるほど切り替え可能なのね。面白い趣向でした。
劣悪な環境で会社にいいように搾取されまくって不満募らせた若者たちがそんなに簡単に脱出できちゃうもんかねという疑問も湧かないではなかったが、そこであんまりドタバタされても興が削がれるだけだろうし。
さて、エイリアンが登場してからは、卵、フェイスハガー、腹をぶち破っての御生誕からの成虫と定石通りの展開で、安心して怖がれる。エイリアンが強くて怖いだけでなく、厄介な生物であるところの酸性の血液を無重力を利用してなんとかしようという試みはなかなかいい思いつきだが、待てよ、吹き出した勢いが止まるわけじゃないんだからと思ったら、案の定。ほらみろ言わんこっちゃないと、他人事だから偉そうに腹の中で独りごちていると、なんとか切り抜けて、まあ結構でした。
緊迫した状況で宇宙服に潜り込んだりとか、エレベーターが出てきたりとか、「1」や「2」を思わせるような展開・道具立てがなんか嬉しい。
「4」のあまり評判のよくなさそうなニュー・ボーンを私は結構可愛いと思っているクチなんですが、今作のアレはなんだかなあ。顔にエイリアンの面影がなさすぎなのと体が華奢なのとが理由で好きになれないですが、そもそもどこかで見たことあるような気がするんだよなあ。
字幕で「小惑星帯」とあったんですが、あの惑星の「環」のことだよね。英語だと同じなのかな?