(別媒体から感想を転記)
2024/03/02
サッシャ・ギトリには毎回驚かされるけど、これも凄い作品。フィクションとしての映画の中にある現実の中にある演劇というフィクションが呼び起こす現実(改め…
舞台上のギトリと客席にいる元妻との切り返しで進んでいく舞台劇のシーンは面白いが、室内シークエンスがとっても退屈。演劇っぽい室内劇は台詞を楽しむとかの前にどうしても眠くなっちゃうな……。結局俺にはギト…
>>続きを読むギトリ特集いろいろ観たけどトアと幸運を!がいちばん癖(へき)を感じられて好きだった 売れっ子劇作家兼俳優のギトリが気の強い年下の元恋人との別れ話をもとに新作舞台を書いたらその初公演に元恋人が乗りこ…
>>続きを読む✔️🔸『トア』(3.8) 及び🔸『ある正直者の人生』(3.9)▶️▶️
戦後のスタート期から間もない頃か、『トア』。なんとも映画的なうねり、拡縮・緩急があるわけでもなければ、演劇的な世界の概念…
「恋人と大喧嘩の末に別れた劇作家が、その経験をもとに自分が主演をつとめる新作の戯曲を執筆した。上演初日、幕が上がると客席に別れた恋人が居て、舞台に立つ劇作家本人に『私たちのプライベートを切り売りする…
>>続きを読む「ある正直ものの人生」を観終わって外に出たら雨が降っていたので、そのままもう一本観るか、という話になって鑑賞(なんという贅沢な)。これも最後までとても巧みに展開するし、ギトリの公私混同というか私生活…
>>続きを読む舞台と客席の切り返しと野次を中心に展開される演劇シーンがめちゃくちゃ笑える。あのメイドが役者として出てくるところのメタ描写。客席でライティングされているラナ・マルコーニの周りの客たちが本当に笑ってい…
>>続きを読む演劇の描写も現実も居間で起きる舞台にしたほぼ室内劇。内装の近さメタ的な筋道、たぶん狙ったように全身やバストショットを主軸にしたカメラ、大量のセリフの数々。
見ている内に現実かそれともこの全ては演劇な…