誰かにとっての “お日さま” になれてる人生は幸せですね。
田舎町のアイスリンクで フィギュアスケートに没頭する少女さくらは アイスホッケーのダメダメな少年タクヤにとっての “お日さま” です。そんなタクヤの恋を応援するフィギュアスケートのコーチ荒川はさくらにとっての “お日さま” なんです。成長過程の少年少女たちは視野は狭く繊細でとても残酷です。そして三人の人生の接点は 思いもよらない方向へと転がって行くのです。エンディングでは もう少し踏み込んだ演出を求められる方が居られるようですが 三人の表情のみで観客に委ねた監督がたまらなく好きです。
そんな若き天才 奥山大史監督の兄の奥山由之監督の「アット·ザ·ベンチ」も只今絶賛好評を得ていますし 二人の父親の大物映画プロデューサーの奥山和由は立派な才能を日本映画界に送り込みましたね。