テレビ番組「ナイト・オウルズ」。高視聴率番組ではあるが、肺がん末期の妻が出演してもNo.2のポジションだった。次第に人気は低迷し、司会者のジャック・デルロイ(デビット・ダストマルチャン)とプロデューサーのレオ・フィスク(ジョシュ・クオン・タート)は挽回しようとハロウィン特番を組む。
その内容は生放送で悪魔憑きの少女リリー(イングリッド・トレリ)を呼び超常現象を引き起こすというものだった。
この映画は、1977年生放送の映像と舞台裏を記録したマスターテープである。
昔懐かしどこかから出てきたマスターテープに衝撃の映像が残っていた。「食人族」やら「邪願霊」のようなモキュメンタリーで、監督の生きてきた時代の80・90年代TVショーや映画を意識した。登場する人物の特徴も"霊視"、"悪魔憑き"、"アンチ超常現象"と、これまた懐かしい。
若年層はノスタルジーを感じないだろうけど、一周回って新しいものを観ている気持ちにはなりそう。
このような海外トーク番組の司会者と番組の名物キャラクター(ガス:リース・アウテリ)の絡みは小粋なボケとギャグが心地よい。
悪魔との対話をするシーンのポルターガイスト現象もチープな演出で「ゴーストバスターズ」等を観ている気分で笑える。
ラストシーンも期待に応えてくれて大満足!(中盤のテーブルに置きっぱにするなよ事件もいい味が出ている)
気張らずお気楽に見ましょう笑