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八犬伝のlabyrinthのレビュー・感想・評価

八犬伝(2024年製作の映画)
3.4
主人公の書いた空想の世界
『南総里見八犬伝』
(物語は ダイジェットにザックリ進む)
現実の世界
2つの物語が交互に進む流れは、
同時に2作品みられたお得感。
(その分上映時間ながめ。トイレ行っとけよ(笑))

記憶に残る①
はじめの
空想の世界の物語後の
現実の世界、主人公の戯作者 滝沢馬琴と浮世絵師 葛飾北斎のシーン・・・
北斎の1発めの顔のアップ!!眼力が凄過ぎ!
なんだか、この先 1秒足りとも見逃がせない記憶に残る物が見れる感。ワクワクさせられました。
滝沢馬琴と葛飾北斎。
役所広司と内野聖陽。
実力者 2人は、
ほぼ畳の部屋の室内、狭い空間で期待以上の物を見せつけてくれました。

注目①
空想の世界の映像は、しっかり見ごたえあるVFX で、出演者の衣装も色鮮やか。
ザックリストーリーでしたが、しっかり内容がわかるもの。ストーリーの鍵となる役の俳優は、インパクトもあり、これから(笑)これから成長感がある若手俳優で、この先が楽しみ。

記憶に残る②
ラストの八犬伝の完結編にたどりつけた…感動のシーン。

注目②
日本アカデミー賞受賞歴ある全員が豪華。
滝沢馬琴の妻に寺島しのぶさん。
どこにも 寺島しのぶさんが見当たらない 役に入りきってました❗

滝沢馬琴の息子の磯村勇斗さん。
役作りのために減量した姿。
死が近い近づく表情が素晴らしく涙します。

息子の妻に黒木華さん。
滝沢馬琴にしかられながらも 心折れず
支え、作品を仕上げていくシーンは感動。

剣士達を導く 姫に土屋太鳳さん。
短い出演で アクションはない姫役なのに、存在感が凄い。

宿敵役の栗山千明さん。
眼力ナンバーワンでしょう。
怨みが、凄くにじみ出ていた演技でした。

あと、
なんといってもビックリが、
ちょい役で、短い出演の
歌舞伎の世界から
中村獅童さん。
尾上右近さん。
立川談春さん。
わぁ~存在が激アツ。

ストーリー、
作家の主人公が書く作品
『南総里見八犬伝』の話を
(里見家の呪いを解くために、1つの珠とアザがある剣士 8人を集める。そして、宿敵を倒しに向かう・・・内容)
主人公は、自宅に来た友人に書いた内容を語る。
何度も何年も…通う。物語の続きを聞くため 友人に会うため。

八犬伝作品の終盤、失明し書けない主人公❗
しかし、主人公のサポートしたいと志願する者のお陰で、書き上げる。
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