あらすじ:適宜変わろうとしないやつは破滅するよ。
淡水に適応したサメがセーヌ川を登ってきた!もうすぐトライアスロン大会なのにぃー!…というお話。
爆笑アホ設定のつるべ打ちや、不発弾の伏線回収は、頭悪すぎて好き。自然破壊者と過激な自然保護団体は、どちらも自分さえ良ければOKな思考回路なので同類、という皮肉も好き。ドラマもうっすーいけど骨格はあった。
だけど、変わった人も変わらなかった人も、無差別に食い殺されたんじゃ、最初に引用したダーウィン先生の名言が台無し。たとえ冗談半分でも、そこは一貫してほしかった。
意志なき暴力が、因果応報に則って悪人を食いちぎるのが、サメ映画の個人的醍醐味。娯楽的な無差別殺人もいいけどさ。にしても本作は登場人物に感情移入させ過ぎだと思う。面白いより可哀想が勝ってた。