祖父の葬儀の為に疎遠だった実家へ帰った親娘が怪異に襲われる話。
誰かに見られてるような上からの視線や暗闇に対する本能的な恐怖心を揺さぶる演出が良く、綺麗な伏線回収も見応えがあって楽しめた。
シングルマザーとして病弱な娘を支える一方で実家の家族とは仲が悪い絶妙な距離感はより一層心細さを感じる。
過去回想と現在が同時進行で進み安心感を与えずに畳み掛ける展開は面白いが、演出がワンパターンで怖さに欠ける印象。
個人的には『呪怨』的な重圧感のある禍々しさがもっと観たかった。
終盤は思わず涙が溢れそうになりラストも好き