高齢化も進み、日本の賃貸物件は全て事故物件となってしまった未来。唯一残った事故とは無縁の物件に住むフリーターの山田(大坂健太)は、普通物件の価値すら把握しかねたまま暮らし続けるのだった。ニュースで取り上げられると一躍有名になり‥。
設定が面白そうと興味を持ち、監督名を見て驚き、鳴瀬聖人監督だった。意外にも「温泉しかばね芸者」「女囚霊」「恐解釈 桃太郎」も観ているので丁度いいやと思い観賞。
幽霊がいない物件を求める金持ちと不動産屋と山田の戦いを描く。思っていたより楽しめて、馬鹿馬鹿しくもあるが、超低予算で面白いものになっている。
ビフテキがあのようになってしまうのも面白いし、賃貸を交換するのもいいアイデアだと思う。最期のオチも結構効いていて、個人的には楽しめた。
ただ広山詞葉演じる人物の感動のシーンは別にかな…。もっとギャグに振っても良かったような‥。