このレビューはネタバレを含みます
このレベルの政府批判、宗教批判の映画はいっぱい作られている。現実社会で、有名女優たちや監督が投獄され、みずからハンストしたりしている状況で、この映画は臆病な両親と、そこに抗い切れない娘たちの半端な反発を描いている。3時間近くかけて。50分くらいは切れると思う。
父親の惨めさ。娘たちの無謀さ。何か突き抜けないものがついて回る。両親は娘二人を反抗分子に染まったように思っているんだけれど、引いて客観的に観ると、彼女たちはおとなしいもので、顔を散弾銃で撃たれた女友だちを助けただけだ。