ロアー

アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のロアーのレビュー・感想・評価

3.5
登場人物やストーリー展開がバッチバチにマンガ的で、和製「オーシャンズ11」が地面師詐欺するみたいなお話だった(原作は韓国ドラマ)。
話題の「地面師たち」はまだ観れてないけど、地面師詐欺の手口はちゃんと知ってたので「これって地面師詐欺だよね?」と思ってたら、ちゃんと「地面師詐欺だよ」って言ってくれてたので、だいじょぶ。

騙し騙され映画が好き過ぎて、すっかり考え方が捻くれてしまってるので、詐欺の手口は正直物足りなかった。悪くはない、悪くはないけどフジッリを頼んだつもりがペンネが出てきたみたいな食感。

でも内野聖陽は結構好きだし、岡田将生の透明感がすごいな〜としみじみ思ったので、キャスト面はかなり良かった。岡田将生のあの顔と雰囲気で「騙してごめんね」って笑顔で言われたら「全然いいよ」って言っちゃうよ、きっと。騙し取られて困るほどの大金を持ってないので言える話です。

そう言えばこれって「カメ止め」の上田監督の作品なんだけど、妻や娘が強くて夫の立場が弱いところに監督らしさを感じ取った。作品全体はマンガ的なのに、家庭のヒエラルキーはすごくリアル。
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