虚飾の光。
第二次世界大戦中に『リリー・マルレーン』を歌い、時の人になったララ・アンデルセン。しかし彼女はユダヤ人のロルフ・リーバーマンと親しい関係であったことが発覚してしまい、歌手活動は禁止…
ナチスドイツの勢力が拡大するヨーロッパ。売れない歌手ほビリーはユダヤ系の音楽家、ロバートと愛し合っていたが、ビリーがスイスへの入国を拒否され、2人は離ればなれになる。ビリーはナチス高官、ヘンケルに気…
>>続きを読む昨年と同様にライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの傑作選を鑑賞できるのはこの上ない喜びでしかない。戦後のハリウッド至上主義を否定しているわけではないが、戦時下における全体主義のステレオタイプとして見…
>>続きを読むもうひとつの『マリア・ブラウンの結婚』という感じだけど『マリア・ブラウン』の方が断然よい。通り一遍の脚本かな。とはいえ敢えて通俗性を辞さぬまま画づくりはファスビンダー全開で、久しぶりのファスビンダー…
>>続きを読むファスビンダー作品の中では、「マリア・ブラウンの結婚」並かそれより下くらいの好み。両作品の主演、ハンナ・シグラは「運命に翻弄される俗っぽい女性」にぴったりだが、「ペトラ〜」くらいがちょうどよかった。…
>>続きを読む【リリーとウィリー】
ひさびさファスビンダー。ひさびさに映画ってこうだよな…との感覚にホッとしつつ、堪能した。
戦時下のメロドラマだが、通俗には堕ちないぞ!との意志が迸っている。カット割りは慌た…
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