【世界の縮図】

1970年のスイスの田舎が舞台で、映像の雰囲気とか見ていてリバイバルだとばかり思って観ていた。

違った、2019年の作品らしい😁

物語はシンプルなのだけれども、実は複雑な要素を織り込んでいて面白い。

スイスは言わずと知れた永世中立国で、宗教改革の直後に神聖ローマ帝国からオランダなどと一緒に独立した国だ。

公用語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語とロマンシュ語で多言語国家でもある。

しかし、この映画ではフランス語が主流の田舎が舞台で、そこはカトリックの気質も残り、イタリアからの出稼ぎ労働者もいる上に、アメリカで1960年代に吹き荒れた女性解放運動の影響も大きくなっていて、ストーリーはシンプルそうに見えて実は複雑だ。

（以下ネタバレ）

父権主義の夫 vs. 女性地位向上に賛同する妻

ブラスバンドは男性のもの vs. 女性の地位権利向上とブラスバンドへの進出

田舎やそのしきたりに固執する男たち vs. そんなことどうでも良いリベラルな男

融通の利かない親父 vs. ファッションや思考までモダンになった娘

差別を捨てない親父 vs. イタリア男に惚れる娘

ざっとこんな感じで物語は進むし、現代もこんなのはあるよなあと考えたりする。

ただ、ラストはハッピーエンドだ。

朝から休んで免許証の更新の為にバスで京都駅の免許センターへ🚍️
バスの車窓からはランニングする女性
赤信号で止まっているが足踏みは続けている
そして右手には携帯を持ってチェック📲😁笑
30分の講習で無事に更新😃

その足でタクシーの乗務員証の更新と組合費、保険の支払いに組合が入っている、くいな橋の運輸局へ
地下鉄くいな橋駅から歩いて向かうと運輸局の大きな敷地からは大型バイクの免許の試験をしているのが見えた
受けてるのはみんなおじいちゃん🏍️
永ちゃんや岩城滉一さん世代かな
乗務員証もぶじに発行😃

今回からは個人情報保護の観点から顔写真は載せているが、お客さんには見えない裏側へ変更
何でも一説によると中国人と揉めて顔写真を撮られネットに晒されたのが変更の要因なんだとか。。😅

地下鉄でアップリンクへ移動🚇
時間が合ったこの作品へ🎬





１本目
12:00 SCREEN4 38席 D2 👨3👩4



フランソワ＝クリストフ･マルザール監督作品


1970年スイス･バレー州の小さな村モンシュ
ワイン醸造家のアロイスは地元のブラスバンドの指揮者で村で開かれる音楽祭のオーディション通過を目指して日々練習に励んでいるがアロイスの指導力を疑問視する楽団のメンバーがプロの音楽家として活躍する村出身のピエールをこっそりパリから呼び寄せてしまう。。

伝統を重んじるアロイスと違い才能ある女性や移民を次々と楽団のメンバーに加えるピエール
それぞれ2つの楽団が出来上がり村全体を巻き込んだ対立は大騒動へと発展していく。。🥁🎺🎷








以下ネタバレ


伝統を重んじるアイロスと放蕩息子だが才能あるパリ帰りのピエール
堅苦しい昔からあるチームと移民や女性を積極的に登用するピエールの自由な雰囲気の新しいチームとの対決😅
村を二分する争いはやがて最後は落ち着くところに落ち着いてハッピーエンド☺️

実話ベースらしいけど、どれ位の割合なんだろう。。
スイスの女性の参政権が認められたのは70年代なんだとか。。

ピエールのお父さんが密かにピーエルの出したアルバム等を人目に付かない家具に隠して飾っていたのにはピエール同様ホロリ😂

田舎の村で起こった争いを描くコメディ
誰も死なないのもいい☺️

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あぁ勘違い😰感動ものかと思ったらジャンルはコメディでした。