工藤蘭丸

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

3.6
2001年にアカデミー賞を受賞した『グラディエーター』の続編。

前作は公開当時には観ているけど、ストーリーは全然覚えてなかったし、当時はさほど面白いとも思わなかったような覚えがありますね。

ただ前作を観たときは、時代背景などについては無知だったけど、その後世界史を勉強したおかげで、マルクス・アウレリウス・アントニヌス帝やカラカラ帝などは知っていたし、奴隷たちを戦わせて見せ物にするのも、実際に行われていたことだったということを知って、あらためて興味を持って観に行って来ました。

だけど、猿だか犬だかよく分からないような怪獣が出て来たところで、ちょっと引いちゃったし、偶然捕まった奴隷が息子だったという、いかにも作ったようなストーリーに、早々と白けちゃいましたね。

やはり、こういう史劇というのは、もう少しリアリティを大切にして欲しいと思うわけで、これなら前作の方がずっとマシだったような気もするし、少なくとも連続のオスカー受賞はなさそうかな。

せっかくだからついでに、前作の方もあらためて見直してみようかなと思っています。