はっぴぃえんど
じゃなくて、YMO。
喜ばしい、物語の、終わり。
ちょっと無茶しました。すみません。
これが東京の高校生活。なのかもなと思った。
ウチは10年前の田舎の高校生活しか経験したことないので、推しはかるにとどまるけど。
現代を切り取る舞台。
本当はちょっと未来。
多様な人種。差別。権力。
警官曰く、日本人がほとんどいないクラブ。
都会の高校生たちの
普段の、ゲームと遊びが洗練されていて、
ついに見せびらかされた。
そうだよ、君たち、超イケてる高校生だよ。
監督はニューヨークの高校だったのだろうか。
もちろんこれも一つの人生群の編集。
音楽研究部。アテレコ遊び。車イタズラ。
忍び込み。電気いじり。夜中の部室。
盗んだ機材と走り出す。
ヘッドホン。
猫と警報。
雲の広告。サイバーパンク。
これぞネオ東京。しかもガチ東京の。
風化したビルがさらに揺れる。
すぐ近くにあるデモと政治。
何かが変わる予感。
鳴り響くスマホの警報と地震速報。
10年以内に、来る大地震。
揺蕩う影。落とす電気。揺れる電球。
そんな時代の真っ只中を生きる、
さらに、ピチピチ10代。高校生。未来が迫る。
友情と愛情の移り変わり。
何かが変わる予感がある。
掃除した床が乾くまで動けない時間もあるんかい。
ウチみたいに、田舎のゲオまでチャリで爆走して映画5本借りて1日潰してる高校生活を送らせていただいている場合じゃなかったんだよな。何かが変わる予感なんてものはもちろんなかった。
声を上げないと、戦争に。
大袈裟なんだよ。
大人に混じった2人の話。
自分のことだけだお前は。子供の時から変わらない。
今出会ってたら友達だったかな。
そして、流されているだけのお前。
国籍。永住者証明書。弾かれる教室。
人は変わるものだから。
ただ、それって変わっても、なくならなくて。
いつか、今と未来に引きずられて過去が勝手についてくると思う。
そんな老兵の言うことは聞かなくていい時間。
栗原颯人さんが、なんかめっちゃ松本大洋作品なんだよね。
型にはまらなくて、生まれてこの方独特で、嫌味はなく、ルールがある。少年カリスマ。
現代とちょっと未来の、新たな青い春。
しかも、ぶちかまされた令和のシガーキス。
インストールして、真似させてもらいます。
ミッシェルは、DJに代わり、
新しいものはもう生まれなく、過去のマスターピースを探せばいいのか。
それ自体の文化の停滞に、彼というカリスマに対しても、同意はまだ、口に出さないけど。
照明それ自体の光の話だけじゃなくて、
なんかずっと暗くて鬱屈とした社会、故に、朝焼けが抜群に素晴らしい。
夜にこそ輝く、暗躍。
自由に伴う責任を、全て背負った男。
確かに閉塞した空気がとてつもないっすけど、
抜け出そうと若さが躍動する瞬間が、さらに爆発的によくなるってことか。
あの、自由は不自由の中の自由の云々。
奨学金の喜びと、退学の悲しみと、対比もされるし、巧みに味付けされる親心。
クソガキども。めっちゃ頑張れ。
パノプティはお馴染み、パノプティコンですね。ベンサム。監視システム。ですが、
まあ別に、カメラなんてなくても、秘密も監視もあるだろう。って言ってる。
少し離れて見えてる2人に対して、想像する会話。
2人きりで実際に喋ってたって、言えてないこともあって。
道で大声出してなんになる。って言ったって、
サシで2人で喋ってても、通行人の1人で妨げ。
完全に隔絶された人間社会はありえないから。
そんな、広い絵と2人きり、さらに、それを覗く人。の構図と構造が、ひたすら良い。
見てるウチらも知らなかった、
実はそこにいた男。も痺れる。
のくせに、卒業式になると、スマホの思い出。みたいなスライダー画面。
それを踏まえて、流れて辿り着く、
最後の、2人の、あの世界の完全なる停止。による静止。に脳みそ撃ち抜かれて、
しかもそこから、脳みそを揺さぶる、
まだ先へ進めるというイタズラ。
悔しいよね。
愛してるぜ。はもう、言わない。
あん時からじゃんけんももう、相子じゃない。
極上のタイミングで飛び立つ鳩も素晴らしい。
なんと言うデザイン。また洗練ってやつだ。
あと、言うのなら見どころは、
弁当VS寿司VSキンパ
勿体無い。で縛ってくるし。
あとあと、車が地震でまた、物語が膨らむ感じ。うますぎる。
あとあとあと、机の下から出てくる、無から有への、存在のコントロールも、博識だなあと感嘆。
あとあとあとあとあと、
結局、1番dopeなのは、ショートカット清楚系大人しめお姉さんバイト先音楽機器店店主のDJプレイだった。
人間存在が体感するのならば、それは間違いのない興奮。不可避の絶頂。