ヨーロッパのジャズは第二次大戦後、アメリカのジャズの模擬から始まったという
タイトルの様に自分なりの演奏を確立させるには基礎の修得が必須
お国柄も個性の一つだけどやはり個人の資質がものを言う
今作は国別、時代順に様々なアーティストを演奏シーンと合わせて紹介
知らない名前が多い中、コルトレーンやオーネットコールマン、ドンチェリーなどフリー、アヴァンジャズから影響を受けたアーティストが登場しようやくヨーロッパジャズの本領が発揮され始める
個性的で奇抜な奏法のプレイヤーが続いて面白いが、ドイツの"マシン・ガン"ことペーターブロッツマンが見れなかったのは残念
時を経て最後は、民族音楽色ある音数が少ないエモーショナルでスピリチュアルな音にたどり着いて終わる
ヨーロッパのジャズが題材なだけにクラブミュージックに接近したフューチャージャズシーンも取り上げて欲しかったところ
ロバートワイアットやクラウスシュルツなど意外?な人達のインタビューがあったり、気になるミュージシャンも多かったのでゆっくりメモりながら再見したい