シネコン封切りにピンとこない今週
『雨の中の慾情』と悩んで(フィルマスコアも同じ!!)クレジットが(私的に)豪華なこちらをチョイス→
ツッコミ所は多いにしてもミステリーな要素と熟した芝居、美しい撮影は愉しめましたが、、、
特に役者の揃いぶりは抜群なのに(やはり石坂浩二は無理めな歳設定でも問題を感じないし、村田雄浩の無害な脇役は落ち着く)、
お話しは老いた男のロマン、前世紀かな😊
倉本聰(富良野へ聖地旅行するくらいには好き)的な装置は嬉しいのですが、いつ脚本を書き上げたんだろう
おじいちゃん、コレを今出されると臭いです…ゴメンナサイ
タイムラグありまくりなら、残念の一言
だとしても監督の責にあるマイナスに感じる演出も少なからずあった
古き良きと古臭いは違うよね
モックンはそりゃあ美しいので年重ねた今のルックで更にメイクしてこの役をするのは歓迎なのですが、
35年位早く産まれてたら(≒35年位前の作品と言われたら楽しめるし感動もあるかも)ねぇという感じ
存在し得る至高美キャスティングのモックンが演ってもキモかったから、そうとうだと思う😞
喋らせ過ぎなのもいただけない
人が生み出す美とはなんだろうか
人が見出す美とはなんだろうか
鑑賞者はどこまで自由に、己の感性で見ているのだろうか
作品の真価はどこにあるのだろうか
本物を超えた偽物に価値を見出すこと
真贋の逆転に慧眼が彷徨う
凝らした目前よりも心に遺した真実の愛
お話しは古いし、
キャラクターのこれまた古い影(古々連呼し過ぎ?そうなの、くどいのよこの作品のつくり)には必要性も魅力も見出せずだが、
ジャンルをファンタジーとして見れば
それらで描いたテーマは一筋縄ではいかなくズッシリと手渡されるもので、
時代関係なく普遍性を持つ
美と芸術を扱っただけに、作品内の絵画や入墨も力があり、撮影も美しかった
‘海の沈黙’と対を成すシーンは至高の美を求めただけあってなかなか見物
そこはスクリーン映え
モックンの‘絵になる力’に頼ったシーンも多いし
映画館観賞で良かったなとは思います
胸の辺りが重いのは後でじわじわ良く感じる予兆かもしれないが、
今はこのスコアで
→後になっては、名前の豪華さが良し悪しじゃないものねと、捻くれた見方になってるし😅モックンが美だからそれ以上でもそれ以下でもないよね、なんてね