【みんな大好きラブアクチュアリー】
※4Kリマスターリバイバル上映
アメリカの9.11同時多発テロ後にイギリスがメインで制作された、暗い時代にあって希望の光を見せようとする物語のはずだが、同時多発テロの影が色濃く残るアメリカでは、特に専門家がダメ出しした作品だったと思う。
9.11の後は、日本でも社員がゲートを開けるパスが必須になったり、ビジターが訪問先のオフィスビルに入るのにカバンを検知器に通さなくてはならなかったり、受付で認証が必要になったり結構厳重警戒が当たり前になった頃だ。
当時も日本では大ヒットだったけれども、状況を変えれば自分の恋愛に重なる人も多かったようで、時代の雰囲気を明るくした作品だった。
今観ても、コメディとして微笑ましいし、偉い人も庶民も恋愛はみんな一緒みたいなところがあって親しまれたのだと思う。まあ、内容は薄いっちゃ薄いのかもしれないが、時代をパッと明るくするし、若いリーアム・ニーソン含めて豪華キャストを楽しむ作品。