漫画原作の中国の2Dアニメーション。ロシャオヘイと違って少女漫画寄りの画風・作風だが、恋愛とかはしない。むしろ百合。
原作エピソードを無理くり詰め込んだためであろう展開の忙しなさと強引さがちと気になる。挿入歌もちょっとしつこかった。
物に妖精が宿るという設定で、名剣の精霊が持ち主がその剣で自害したことに「自分が殺した」と苦しんだり、鏡の精霊が「他の名品は人に褒められるが、自分は人がうぬぼれるためにしか見てもらえない」と妬んだりするのは、なかなかユニークな発想だった。
絵はめちゃくちゃ美麗。アニメーションもGOOD！ 中国も3D優勢だろうけど、その中で手描きでもこのクオリティ出せるのはヤバい。でもソシャゲの立ち絵みたいな動き方も散見されたのが少し気になるが。
中国の実在の工芸品がモデルになっており、その紹介も兼ねている感じなので、キラキラしまくる画面も内容に見合っていたと思う。
あとはやっぱ脚本。もちっと観客が話に入りやすい、置いてけぼりにならない配慮と工夫を。
