記録用
ウォルフガング・ライザーマン監督作品。
伝説によれば岩に刺さった剣を引き抜けば新たな王となれる。
主人公のワートは孤児でエクター卿の養子として働いているがそこへ魔法使いのマーリンが現れ王の素質があることを伝えられるが、、、。
久しぶりに鑑賞したが面白くなくはないが人気がない問題点もなんとなく感じる。
そもそも論としてディズニー作品であるからハッピーエンドではあるのであろうがメタ演出があるマーリンが未来視を行い未来の王を約束されてかつそのアーサー王という物語が続くのをわかりながら見るのは期待感がない。
ディズニークラシックマナーとして困難が起こりそこへ森に住む社会から弾かれた存在が主人公を救うというウォルトディズニーの幼少期の体験が反映される展開がお約束なのだがシンデレラでいう舞踏会へ行けないような物語上の谷がなく言われるままの修行が永遠と続き抑揚がない。
そしてヴィラン的存在も養父や魔女などバラけさている点も魅力を分散させている。
一番有名な剣を抜くシーンもギャグシーンで行われるのでカタルシスが少し削がれる。
しかし音楽も悪くなくマジカルで明るくコメディ調の雰囲気は良い!
オチも王様になって終了ではなく剣を引き抜いただけで肩書きが王になっただけで結局は自分自身を磨いて王に値する存在にならないといけないという念押しも珍しい。