劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ109のゆきゆきのレビュー・感想・評価

演出に菊池宣秀が復帰の劇場版。かつての演出時代を思わせる、人の執着と呪術にフォーカスした展開は雰囲気がよく、新ディレクターの一ノ瀬マキの主観ショットを交えた演出も新鮮。

だが肝心のビデオ映像のインパクトが弱いのは何とも。話運びもやや強引で、かつては3巻かけてしていたような流れを、強引に一本にまとめてしまった弊害か。

とはいえ、前作で終了を予感させていた呪いビデオの新作はありがたい。今後はスタッフが心機一転するのか、それともかつてのディレクターが復帰するのか、楽しみではあります。