クラリス

ジョン・ウィリアムズ/伝説の映画音楽のクラリスのレビュー・感想・評価

3.7
「映画に音楽って欠かせないんだな」ってことを、改めて強く認識させられた。
だって『JAWS』なんて、あの音がなければただののどかな遊泳シーンだもんね!!それがあの二音の繰り返しだけでサメを予感させるだなんて、本当にスゴい所業だよ。

「彼が作る楽曲は、1つ1つが他の作曲家ならばその人の代表曲となり一生分の功績となり得る楽曲だ」ってセリフは、まさにその通りだと思った。
本当に『スター・ウォーズ』か『インディー・ジョーンズ』か『E.T.』か『ハリー・ポッター』、どれか1つだけでも他の人に分けてあげて欲しいくらい、「ジョン・ウィリアムズと言えば?」の名曲が多すぎるよ!!笑

『E.T.』の中でサプライズ的に“ヨーダのテーマ“を流そうかという話をしている時、「誰か気付いてくれるかな?」と聞くジョン・ウィリアムズに「2億人くらいがね」って答えるスピルバーグの会話が、友達同士の軽口なのに規模がデカすぎて大好きだった🤣笑

ドキュメンタリーの最後、1万7000人の観客の前でジョン・ウィリアムズの指揮によりオーケストラが『スター・ウォーズ』の曲を演奏し始めた時、大歓声と共にみんながライトセーバーを振っている様子を見てうるうるしてしまった。
日本人にとっての久石譲のような存在なんだろうな。小さい頃から数えきれないくらい耳にして、身体に刷り込まれてる音楽。だから子どもから大人まで、音楽が流れた瞬間に同じ感情まで持っていかれるんだ。

偉大な作曲家たちと同じ時代に生きていることは、誇りであり奇跡だなぁ〜と思わされた作品でした。
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