Breminger

YEAR10のBremingerのレビュー・感想・評価

YEAR10(2022年製作の映画)
2.1
情報解禁が公開10日前とかいう2024年滑り込みの1本でした。

無声映画である必要性が全く無いですし、カニバリズムのグロさもそんなに無いですし、なぜこんな世界になったのかの説明も最低限すぎますしで目の前で起こってることは分かるのに状況が飲み込めない展開が続いて首を捻りながら観ていました。

食人グループvsケガっ子&ドジ男vs野犬といった三つ巴の構造なんですが、基本的にはドジ男がやらかしまくりでグダグダしながら走り回るみたいな展開ばっかりなので量産型オープンワールドゲームの無言実況を見ている感じでとにかく虚無でした。

危機的状況の割にはまったりしてたり、見つかるだろってポジションでもカメラワークで誤魔化していたりとなんか映画的な面白さが全然なかったなぁってのが最初から最後まで付き纏っていました。

せめてR指定のグロシーンがしっかりあればまだ良かったんですが、全然映してくれないのでそれもまたなんだかなぁってなりました。

今作で一番面白かったのは原題・邦題の「YEAR10」の下に字幕で10年と出たところです。
分かっとるわいと思いつつ一番笑いました。
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