粗大

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊の粗大のネタバレレビュー・内容・結末

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

世界観としてはかなり良いし、台詞回しや設定も複雑で奥深い上に示唆の仕方も上手い
しかし、波がほぼなく規模としても映画作品というよりアニメの最終回程度といったような大きさに感じたためカタルシスはあまりない、初心者用ではないのか
丁寧で繊細な作風なのはいいがエンタメ性という点では刺さるまでいかなかったのが残念

九龍城砦のような薄暗い建築物とネオン光る高層ビル群の組み合わせ良し
電脳化やサイバネティクスメインの世界観も刺さる

テーマ性も何を以て人間と意識と呼ぶのか、自分の境界線はどこにあるのか、そこにサイバー空間の拡張や日常への侵蝕等、現代にも通じ得る普遍性を持たせているので捉えやすい

田中敦子さんの声が色気と凛を持ち合わせている
大塚明夫さん、山寺宏一さんのベテラン陣の若い頃が聞ける

興味は湧いたのでシリーズ追ってみようかな
粗大

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