ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のリメイク。母を亡くした幼い姪を引き取って育てることになったシェフの叔母が、子育てに仕事に恋に振り回されながら奮闘するお話。主人公自身の誇り高さが数々の問題を難しくしていたけれど、一見ちゃらんぽらんなイタリア男が彼女と皆を繋ぎ、レストランのムードは良くなっていく。折角店が上手く行っているのにそれを台無しにするようなオーナーの不用意な働きかけによって結局は駄目になってしまう。その思慮足らずな姿勢がそれまでの面白さを減じていると思う。結末が自分(主人公)たちさえ良ければ後は知らんという風に見えてしまう。
再鑑賞。