わかりやすい欲ばかり
特に地主の妻のエネルギーが凄まじい
彼女のように貪欲に生きても、一人残された娘のように慎ましく生きてもひとつの人生
どちらが幸せなのかは、わからない
利用され続けた乱暴者の、愚…
ルイス・ブニュエルのメキシコ時代の作品。
監督作にしては普通と思える作品ながら、ちゃんと変態性は感じる。
視覚的じゃなく構造的にエロい。
そして脚フェチぶりはさほど感じず。笑
地主の用心棒ペドロは…
露悪的に、因果応報的に飼い犬だけでなく妻にも噛まれる。ゲスたちによるほぼ四角関係。立ち退きを強いられる側の、殴り殺される男の女が唯一の良心。シンプルな脚本と暴力。大家の妻の嫌な奴感が素晴らしい。コメ…
>>続きを読むルイス・ブニュエル14本目
短いし、別にブニュエルだからといって大した映画ではないかなと思います。
ただし、ケティ・フラドさんは見どころです。(Katyなので"ケイティ"だと思いますけど。)
ケ…
カルメロの棺桶が車に運ばれたあとに高速パンしてフレーム内フレームのアンドレスが煙草に火を点けるショットがキマっている。アルメンダリスがアンドレスを机に二回打ち付けたあとに頭部を二回踏み潰すアクション…
>>続きを読む大地主の用心棒ペドロは、命令で小作人リーダーを殺す。騒ぐ小作人から逃れるペドロ、亡きリーダーの娘を人質にする。が、娘の話で、小作人は搾取されていたことを知る。娘はペドロを許す。街に戻るが、警察が銃を…
>>続きを読むメキシコ時代の一本である。
鶏が本作でも三度登場する。ブニュエルにとって鶏はやはり、重要な要素であると、今頃、私は気付いた。やはり、何作か見てみないことには、私はバカなので、いままで気付かなかった…
マチズムが直接、凶暴性と愚かさへと転じる。対立構図が次から次へと転じて、辛うじて民衆の勝利まで繋がる。誰も彼も死に、問題が棚上げされただけだが。
屠殺場のシークエンスに顕著だが、階級差を吹き飛ばす…
ロウソクを消すところや、焼いた肉が焦げていくところが分かりやすくて良かった。今は王道なのか、ああいう演出って誰もやらないのかなぁ。夜のシーンが多く、長く伸びた影とか、明るくなったり、暗くなったり、ブ…
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