盲目の菊姫(香川)を襲撃から救った弥太郎(長谷川)は、菊姫の眼の治療代を稼ぐため働き始める。身分を知らないままのロマンス。香川は58年に10本、59年に6本の出演作がある多忙ぶり。その中でも本作の…
ロケ地探訪したくなるような美しい画と当時の大映の狂気の沙汰レベルのスタジオセットが堪能できるのに感動。三隅作品にしては珍しく女優(香川)が美しく撮られてる事にも驚く(これは香川の力か)。話は『街の灯…
>>続きを読む【お姫様を守るため】
昭和34年の時代劇映画。
お家騒動で大名のお姫様(香川京子)が部下たちに付き添われて国から江戸へ向かうものの、敵方に襲われて部下たちは殺されてしまいます。
たまたまその場…
2022/1/3
旅の途中で目が見えない菊姫の難を救い、一緒に江戸に行くことになった弥太郎。チャップリン「街の灯」を彷彿とさせる作りで、身分の違いもあってラストはしんみりと切ない。が、弥太郎演じる長…
香川京子の最高傑作。
チャップリンの『街の灯』と『ローマの休日』を足して10倍にしたシナリオ。
香川京子さんからこの撮影の為にお琴を恐ろしい速さでそれも手元を見ないで習ったという話を直に単独で聴けた…
どこかで見たような筋を江戸時代にアレンジ。主要三者の心持ちが皆いじらしく。
姫の妄想シーンが「映画は大映」なゴージャスさ。長谷川一夫三変化。若衆(さすがにキッツイ)→光源氏(これはピッタリ)→お武家…
「何かを落とす」ことの連鎖によって物語を進行させている。最初は香川京子のカンザシだが、そこから長谷川一夫が金を無くしたり、サイコロを落としたりなど。ラストは長谷川一夫が刀を置き忘れたことで、盲目から…
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