小難しいアート映画系なのかと思って構えて見てたけど、意外や意外、普通に面白かった。
とても“小人の饗宴”を撮った監督とは思えない位に可愛い映画。
感動的な作品に仕上げず、あくまで淡々と描いたあたりに…
ドイツでは有名な19世紀に実在した、16歳まで地下牢に幽閉され解放されるも5年後に暗殺されたカスパー・ハウザー。
やはり何かしらの高貴な出自のご落胤なのだろうな。
幼い頃から長い期間を知的障害者収…
昔 読んだ世界の謎(?)から受けた印象とは全く違うカスパーハウザーがそこにいた
こちらの方が史実に近いのだろうか? 本からは感じることが出来なかったが意外に知的でピアノまで弾く姿に驚いた
結局 …
「カスパー・ハウザーの謎」
誕生してから地下牢に閉じ込められ育った男。後に保護され言葉、文字を覚え人間社会へと溶け込むが何者かに殺され死後の解剖までを描いた実話…本作はカンヌで審査員特別賞受…
必要であるはずの"間"がなく、かと思ったら変な所は無駄に長かったりと、尺の使い方が好みではなかった。『ルーム』くらい溜めてほしかった。"人間"なら当たり前である事にいちいち感動するカスパーが見たかっ…
>>続きを読む「社会から断絶されて育った野生児が現代社会の違和感を暴き出す!」になりそうで心配になる場面が何度かあったがヘルツォークは決してそっちには逸れていかない、抜群のバランス感覚がある。ラストで主人公が死ん…
>>続きを読む突如現れた野蛮児に教育を施す話はつい最近トリュフォーの『野性の少年』で観たので、比較しつつ観賞した。
あっちは全然習得してくれない野生児に対し根気強く教育していく過程が印象的だったけど、こっちの野生…