王道なハリウッド万歳🙌ストーリーでジュディ・ガーランド晩年の名作である。陰影の深いカラー映像が素晴らしく「色」で主張する方法はこの作品から学んだと監督のピーター・ボグダノビッチは語っている。
割と長尺なのだが、映画作りに熱意を燃やすプロデューサーや女優業への逞しき讃歌となっており観ていて心が躍る作品に仕上がっている。幸薄いスター役のジェームズ・メイスンが最高。
オスカーを獲り栄光を掴むまでの主人公の苦労話に併せて裏のハリウッド事情も知ることができる極めて「50年代的」な映画なんだろう。『雨に唄えば』に勝るとも劣らない映像表現はたしかに今観ても新鮮そのもの。
ウィリアム・ウェルマンによる元祖オリジナル版も観てみたい。🎥