『東京ゴッドファーザーズ』今敏の監督作の映画で未見だった1本をクリスマスに鑑賞。得意の虚実を行き来する話でなく、クリスマスの東京の夜を、淋しい人達のために嘘みたいな話で一杯にしていく。まるで物語のサンタクロース。神の視点で子どもを授け、偶然だらけでいいじゃないかと。この奇跡、時を経るにつれどんどん貴重なお伽噺になってくように感じた。
『東京ゴッドファーザーズ』ホームレスが主人公というのは企画としてチャレンジングだったろう。美少女、ロボット、青春ものではない、大人も見られるアニメーション映画。貴重だったし、今もっと作られていいのでは。