よっしー

火垂るの墓のよっしーのネタバレレビュー・内容・結末

火垂るの墓(1988年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「火垂るの墓」

恐らく20年ぶりくらいに鑑賞。まず、Blu-rayの画質に圧倒される。日本が誇るべき芸術がここまで綺麗に修復されているんだと。
子供の頃の記憶よりもずっとリアルでグロテスク。戦争の時代を子供だけで生きて行くことの難しさと幼い命の儚さをホタルの儚い命とな並べて表現する。
この物語を見ると、窮地で幼きものを助けることのできるものが聖者なのだなと思わせられる。14歳にしてあそこまで妹の面倒を見る事のできる清太は良き兄で、良き人間だ。
時々現れる亡霊となった清太と節子の表現がすごく好きだった。今は失われつつある、言葉ではなく、映像で表現することの美しさがそこにはあった。
よっしー

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