オノタカノフ

乱気流/タービュランスのオノタカノフのレビュー・感想・評価

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)
2.5
午後ローにて。初見。

「エアポート」シリーズなのかな、関係ないのかな? 航空機内でアクシデントが起こってパイロットが操縦不能、代わってど素人が操縦桿握って無事着陸という王道パターン。

頼りになりそうな善人ヅラの無実(警察が証拠をでっち上げたことが途中で明らかにされるので観客は信じてしまう)の死刑囚ライアンが本性を露わにしてからが胸糞悪くも凄まじい。彼がいなかったら相当つまらない映画になっていたかも。

彼の指図に乗務員たちが従って部屋に閉じ込められてしまったのは、有無を言わせぬ勢いが彼にあったからだとして納得するとしても、その後の場面で、友人のCAが怪我をしているというライアンの言葉を信じてCAのテリーが操縦室からのこのこ出て行っちゃったのは、ちょっと納得できない。パイロットが生きていると彼が嘘をついていたのがこの時点ですでに明らかになっていたし、彼を信じるなと地上からも言われていたし。

とは言え、そのライアンとの死闘で血と汗と涙でぐっちゃぐちゃになりながらも飛行機を無事着陸させたテリーさん、お見事。

航空機の撃墜を指示したあのお偉いさんの状況判断はいくら何でもないよね。周りにいた連中はぶん殴ってでも止めるべきだったろう。
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