シャマランに関して言えば、シックスセンスは確かに驚いたのだが正直今作は結構ガッカリしたんだよな。当時劇場で見て「ナンジャコリャ?」以外の感想が無かった。
今回、スプリット・ミスターガラスと続編を経由した後で改めて見直したら、まぁそれなりに見どころもあった。
主な登場人物が二人。生まれつき身体が弱く骨がもろい、自称ミスターガラス(サミュエル)
ガラスさんから「お前、不死身じゃね?」と散々つきまとわれるオッサン・デビット(ブルースウィリス)
ガラスさんはアメコミの原画をアートとして販売する画商。アメコミ的なヒーローに憧れる。
デビットは確かに頑丈で、列車事故でも一人生き残るし病気も怪我もしたことが無い。でも普段は冴えない球場の警備員だ。
中盤まで、「お前不死身だろ?」で引っ張る。
シャマラン特有の“大オチの仕掛け”として、「実際は不死身なんてあり得ない。でも本当に不死身でしたー」ってラストに、当時劇場で見ててズコーーーーってずっこけたなぁ。
何だその展開?!
もちろん、ミスターガラスがアメコミにつきもののヒーローと対立するヴィランだと言うラストだ。アメコミという前振りをこういう形で回収したのかと、今思えば確かに良く出来ている。
でもブルース不死身かもしれない?ホントに不死身でしたーには、当時マジで開いた口が塞がらなかったよ。